つれづれなるままに

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死後の世界と魂の総量。

まず前提として自分は死後の世界など信じていないし、死の向こう側は完全なる無であると考えている。

死後の世界の存在はある種心の転ばぬ先の杖的な発想で生まれおり、人間の根源的恐怖に呼応した思考でしかない。

とはいえ、そういった非科学的な事について考える事は好きだし、疑問に思っている事もある。

その一つが「魂の存在」だ。

 

ひとまず「魂」という存在があると仮定した時に、それは有限?それとも無限?どちらなのだろう。

どの生物にも同量の魂が宿るものなのだろうか?もしくは量ではなく、強弱?

 

種々の宗教では魂、またはそれに類するものの存在があり、死後の世界、または輪廻があるとされている事が多い。

よくその際は集合意識(FF7でいうところのライフストリーム)的な説明がされる事が多いがどうにも納得出来ない。還る量が増えれば溢れるだろうし、足りなければ枯渇するのは目に見えているからだ。

気にならないほどパイが大きい、との論もあるがどんな莫大なダムであろうといつかは溢れるし、枯渇する。

だから集合意識的な整理に対しては懐疑的だ。

であるならば、魂はどうあって、どう移ろうのか? 正直納得したいが未だに出来ていない。

 

魂と死後の世界を信じる事は生きていく上では大切かも知れない。死を前にした時は特にそうだろう。

たがそういった事なしで生き、そして恐怖を抱きながら死ぬ、それもある種人間的で、愛おしく感じるところだ。