つれづれなるままに

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在りし日の思い出

また久々に夢を見た。それは在りし日の苦い思い出だった。

 

幼馴染というものは何かと特別なもので、どんな奴だろうがみんな幸せになって欲しい、そう思う。だが思うだけだ、そう思い知らされる。

 

彼女は大人に使われて、捨てられて、閉じこもって。

見て見ぬふりをして自分を慰めていたのか、それとも単に仲間外れが怖かったのか、またはどちらもなのか。

 

10数年連絡すら取っていなかったのに、夢で呪詛を吐いてくる。正直参ってしまう。

自分で自分を許さなきゃ仕方がない。だって許してくれる相手はもういない。

 

酒を飲んで音楽を聴こう。問題に靄が掛かったようになって、思考がゆっくりになる。

身体は風船のように膨らみ、破裂しそうになっているが、ぼやけた頭だけは萎んでいく。

 

こういう酒は暫くもういい。

一人で飲む時はおいわいととむらい、どちらかと決めている。

次は祝わせてくれ、どうか。